2020.10.15追記
この記事に出てくるService point(デュッセルドルフ中央駅裏のビザを取り扱う役所・移民局Landeshauptstadt Düsseldorf Amt für Migration und Integration)はコロナ禍のため現在営業を停止しています。
新たにデュッセルドルフでビザに関する手続きが必要な方はErkrather Str. 377-389に移転された代替のサービスポイントでアポイントメントを取る必要があります。こちらのオフィスもやはり早朝7時頃から並ぶ必要があるそうです。
Webページはこちら
住民登録Anmeldungは変わらず外人局Bürgerbüroで出来るみたいなのでご安心を。
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皆さんこんにちは、ワールドジャンパーのAsamiです。
前回の記事からまた少し時間が空いて、いつのまにか2019年も暮れですね。
年が終わるまでに記事納めとしてもうひとつだけ記事を上げます。
今回は「ドイツのデュッセルドルフで言語学習ビザを取得するために3ヶ月待った話」を綴っていきましょう。
これもなかなかに波乱な道のりなので読み応えがあるかも…笑
ドイツ、特にデュッセルドルフでビザの申請などを考えている方々にぜひ読んでほしいです。
結果的に無事半年分の言語学習ビザを取得し、現在はそのビザでドイツに滞在しています。
※このビザは労働できないビザなので注意してください。
目次
デュッセルドルフサービスポイントService Pointの待ち時間
時は2019年6月26日、私は早朝5時56分にデュッセルドルフ中央駅裏側のサービスポイントService pointにいました。
その理由は
ドイツに来る際に使用していたワーキングホリデービザが切れそうだったため、新たに言語学習ビザを取得しドイツでの滞在を延長しようという目的。
こちらのサービスポイントService pointではビザに関する申請や手続きが可能なため、移民や外国人居住者などがビザやパスポートに関する作業が必要な際には必ずと言っていいほど訪れることになるオフィスです。
ここで注意してほしいのが、ビザの発行などの実務的な作業はここでなされるわけでなく、あくまでその手続きのためのアポイントメントを取ることができる場所であるということ。
で、ここの事務所のひどいところがなんといっても
営業時間は下記の通り↓
月曜から金曜日 7:30am – 11:30am
(年末や休日などは変則的なのでその都度公式サイトから調べるのをオススメ)
なのに移民が多いここデュッセルドルフではすごい人数の人がこぞって訪れるため、開始時間のよりも前に広場を囲まんばかりの長蛇の列。
実はここを早朝に訪れるのは2回目。
1度目は営業開始時間の30分前である7時に行ったのですが、すでに人が並びすぎていて営業終了時間に収まらないからと、ある程度の列の後半以降の人は全員問答無用で解散させられました。
そのためチャレンジした2回目ですが私が言ったのは早朝6時頃。
すでに6、7人の人が待っていましたが、これだけ前に並べば間違いなく当日中にデスクに辿り着けるでしょう。
ちなみに待ち時間を開始したのは午前6時頃でしたが、実際の営業開始時間は午前7時30分なので、ここから最低でも1時間30分待つことになります。
※夏はまだマシなのですが、秋や冬頃になると早朝はマジで冷えるので必ず温かい服装で臨んでください。
サービス開始時間までひたすら待ちますが、この間にもあれあれよあれよという間に人が長蛇の列を作っていきます。
ビザに関することなのでみんな本当に必死…。
デュッセルドルフサービスポイントService Pointの手続きの流れ
さて、営業開始時間の7時30分になりました。
かなり列の前の方に並んでいたのにここからもともとアポイントメントを持っている人たちがどんどん割り込みをしてくるので、列が進むのが遅いのなんのって…(怒)
これも罠なんです。
人の多さに対して中の対応デスクの数が極端に少ないため1時間にマジで数メートルしか進みません。
という疑問をお持ちの方いるかと思います。
甘く見ることなかれ、予約のための電話は営業開始時間直後に何度かけても繋がった瞬間切れるし、私は5ヶ月前にメールを送りましたが未だに返信はありません。
そのため他の人たちがどうやってアポイントメントを予約することができたのか本当に不明。
誰か知っている方がいたらぜひコメント欄にて教えてください。
で、やっと入り口の扉に入ってすぐにあるカウンターに立ってる人に用件を伝えます。
そうするとパスポートの提示を求められ、現在のビザのステータスをチェックされます。
何やらおじさんがパスポートを持ってそのまま奥の同僚の元に行き相談して帰ってきました。
すると番号札を手渡され、簡単の向かい側にある待合室で待つように言われます。
その待合室には番号を映し出すスクリーンが備え付けられていて、そこで番号を呼ばれたら中のディスクのもとへ向かうのですが…。
中に入ってたからといって軽く見てはいけません。
効率悪すぎるでしょ…
ちなみに、もしトイレに行きたい場合は係りの人に言うと、少し離れたところにある外人局のトイレを借りるように言われます。
「番号札は持った?」
と聞かれるので、戻って来る時にまたこの番号札を見せると中に入れてもらえるようです。
※番号札を無くすと長時間待ったのが水の泡になりますので必ず無くさないようにしましょう…!
ビザ申請のためのアポイントメント予約
そして自分の番号が呼ばれ指定されたディスクの元へ向かいます。
ここでも用件を聞かれますので同じように言語学習ビザが欲しいという旨を伝えまして…。
その時私は完全にこの時点で即日ビザを出してもらえると思っていました。
そして数分後にスタッフのおじちゃんが一言添えて発行してくれた書類がこちら↓
以上です。
その場でビザが取れるかと思ってたのに、もらえたのはただの紙切れで少し拍子抜けしながらService pointを後にします。
番号が呼ばれてからデスクに座っていたのはほんの5分以内。
その割に待ち時間が長かったな、でもこれでビザがゲットできるなら結果オーライか。
さていったいいつ何時に行けばいいんだ?
アポイントメントの日付を確認してみると…
ビザが切れた後にアポイントメントをゲットした場合
3ヶ月先…????
どういうこと…??????
終わりが見えないほどの長蛇の列の人々を背にありえないほど混乱しました。
そう、3ヶ月後にアポイントメントを作成しました、と記述されているのです。
この時点での問題点は大きく分けて2つ
ビザが切れた後から言語学習ビザを取得するまでの日にちは違法滞在になってしまわないか?
・こ言語学習ビザのために必要な保険やブロックドアカウントなど全てをすでに準備していたが、3ヶ月後にビザが始まるならその一部が無駄になってしまう。
このような点。
↑ちなみに、こちらに出て来たビザの取得に必要なブロックドアカウントBlocked Account(Sparkonto)の取得方法については下記の記事に詳しく記載しておいたのでよければご覧ください。
すぐに引き返してもう1度デスクに質問しに行こうとしますが普通にセキュリティスタッフに引き留められます。
違法滞在にならないか心配です。
というような説明をされました。
(ほんとかよ)
期限切れのビザ+予約用紙のみでも海外旅行は可能か
正直全然スッキリしなかったのでまた別の日に早朝にサービスポイントに突撃し他の疑問点も聞いて来ました。
あなたはワーキングホリデービザが切れる前に次の予約をし、予約日がそれに間に合わないのはこちらの都合。
その書類を持っている限りは違法滞在になりません。
入国の際に問題が起きるので、入国審査が必要な海外旅行ができなくなるのではないですか?
まとめるとこんな感じ。
ワーホリビザが切れる前にサービスポイントに行ったこともかなり重要だったらしい。
まあ、そうじゃないとただの期限切れのビザを持った違法滞在者になってしまいますからね。
この間ですが私は変わらずに行く予定だったVolkshochschule(市が経営する言語学校)のドイツ語コースに通ったり、日本からのリモートの仕事をしたりして過ごしました。
※働けるビザではなかったためユーロでの収入がなかったのは痛手だった…
新たにビザを切り替える場合、Service pointでアポイントメントを作ってビザが手に入る目処が立ってからBlocked accountや学校の準備をしたほうがいいかも。
あくまでデュッセルドルフのビザ取得の経験談なので、他の都市では違ってくる可能性もあることを念頭においてください。
ちなみに言語学習ビザをゲットした時に対応してくれたスタッフに
このアポイントメントの日まで私3ヶ月も待ったんだけどまたビザの申請する時にも3ヶ月前に予約取りに行かなきゃならないの?
と聞いたんですが、
次にビザの申請するのって半年後の3月あたりですよね?
だったらそんなに待たずすぐにアポイント取れると思いますよ。
だそう。
どうやらその時々によってもどのくらい先にアポイントメントが予約できるかが変わるらしい。
なんて優しくないシステムなんだ?(ఠ皿ఠ)
という印象。
ちなみに、ケルンで同じように言語学習ビザを取得した友人の話によると、そんな3ヶ月待つようなことはなかったそう。
スムーズにビザを手に入れられたようで、対応の違いに驚きました。
では次の記事では3ヶ月待って実際に言語学習ビザを手に入れた話について綴っていこうと思います。
ではでは ♪