例えば日本国内で長距離を安く移動したい、となった時、みなさんはどんな方法を思いつきますか?
高速バスを思い浮かべた方、結構いると思います。
ヨーロッパにも同じ方法があります。
高速バスサービスを運営する会社は幾つかあるのですが、その中でもメジャーなのがFlixBus(フリックスバス)。
元はドイツ国内での移動を目的として設立された会社なのですが、現在はヨーローッパの中を幅広く網羅する路線を豊富に取り揃えています。
今回のヨーロッパ周遊にも、お金の節約にかなり役立ちました。
こちらの記事ではFlixBusの情報を中心にヨーロッパでの移動代を抑えるコツをご紹介していきます。
値段
この旅で実際に利用したFlixBusの経路は以下のような感じ。
料金 : 15.25ユーロ
時間 : 4時間30分くらい
2.プラハからベルリン(チェコからドイツ)
料金 : 19ユーロ
時間 : 4時間45分くらい
他にも電車で行ったり飛行機で行く方法はあったのですが、少し高いです。
例えばアムステルダムからブリュッセル間の列車の場合↓
– 通常の地域鉄道を利用した場合は50ユーロくらい(所要時間は3時間ほど)
プラハからベルリンへの経路も、この時一番安かった方法がフリックスバスでした。
値段は予約時期によって変動するようですのでなるべく早く予約するように!
乗り心地
シート自体は意外と悪くないです。
(ただ、日本のウィラー・エクスプレスとかに比べると確実に劣りますが、、、)
シートの前後の距離はゆったりしていて、バス自体の車幅が日本より広いので、シートも大きいです。
車内も割とクリーンで、トイレ、充電プラグ、Wi-fiもあります。(※100%つながるわけではない&通信容量制限ありなので注意)
冷暖房が効きすぎるといったようなことも今までにはありません。
座席は自分で空いているところを選んでOK
ただ、すべてはその他の客によって決まります。
もし幸運なことに隣の席が空席であればごろんと寝ころんで熟睡することもできます。
しかし不運なことに、
– 100%の乗車率
– 周りの席の人がうるさい
– 隣の席の人が大男
のような悪条件が重なるとまあ、、、、よろしくない旅になるでしょう笑
どう考えてもマナーが悪いなと思う人がいたら積極的に一言注意して大丈夫です。(ただしあくまで紳士的に!)
乗り方
まずはなるべく時間に余裕を持ってバス停に行き、乗るバスを探します。
行き先の表示方法はバラバラですが、前方の電光板に行き先が書いてあったり、こんな風に行き先が書いてある紙が置いてある時もあります。
– パスポート
– チケット
の2点です。
チケットはバスを予約したときに発行されるので、それをスタッフが持っている機械にかざして乗車します。
もちろん印刷した紙を持っていってもいいのですが、簡単でオススメなのがFlixBusのアプリ(英語)。
こちら←からダウンロードできるので携帯でご覧の方よければどうぞ
バスの予約も可能ですし、予約後に表示されるバーコードをスクリーンショットして見せればチケット代わりになります。
当日は最低でも発車10分前にはバス停に到着するようにしましょう。
遅延
正直、かなりあります。笑
今まで10回以上使いましたが、半分以上は遅れましたね、、、。
時間通りバス停に行っても、長い時は1時間バスが来ないなんてこともあったな〜。
バスが見当たらなくて不安になることもありますが、もし周りにも同じように待ってる人がいたら声をかけて確認してみてください。
「まだ来ないよねえ、、、ふふふ」なんて会話が弾んでちょっと落ち着きますよ笑
FlixBusって安全?
私は今までのところ、盗難や紛失などのトラブルにあったことは一度もないです。
それこそ最初は首からかけた貴重品入れをざわざわ服の中に入れ、背中側に垂らして睡眠を取ったりしていました。
でも何回も使っていくうちに気づいたんです。
あれ、意外と変な人いなくない?と。
困ったことがあれば周りの人はすぐ助けてくれるし、マナーが悪い人もあまりいない。
どちらかというとバスの中の治安は良いです。
一概には言えませんが、、、。
むしろ日本の夜光バスの方がいびきや話し声がうるさくて苦手なくらい。
もちろん自分の貴重品はすぐに手が届くカバンの中。でもすぐに見つけられるようなところには保管していません。
爆睡することも何度もありましたが、今のところ事件事故などのトラブルは皆無です。
**ただ、やはり日本ではないので貴重品は常に注意して保管するようにしてください。
困ったことがあればすぐにスタッフや周りの人に相談すること!
その他の注意点
緑色だけじゃない
こんなのあり?と我が目を疑いましたが、突然Flixbusの車体が白色に変わった出来事があり、危うく乗り損ねそうになりました。
詳しい内容についてはこちら↓に記事をまとめましたのでぜひどうぞ
間違ったところで降車しない
経由地がある場合の路線を選んだ場合、目的地に着く前に停車してお客さんが降りていきます。
でも焦ってつられて自分も降りないように!
バスのアナウンスは聞き取りづらいですし、夜行だとライトのみの点灯でアナウンスすらされないことがあります。
つまり「自分が今いる場所がどこかわからない」状態
そんな時は落ち着いて携帯のGoogle Mapを確認しましょう。
GPSがあれば目的地までの距離もわかるので何かと安心。
バスの中に忘れ物をしない
これ、自分もやっちゃったのですが携帯充電器のプラグの変換プラグだけ挿しっぱなしにして置いてきてしまうやつ。
この周遊中に2回やりました笑
席を離れる前に忘れ物がないか確実にチェックしましょう。
その他の高速バス
FlixBus以外にも何種類かあるので、チケットの購入前にとにかく何社か比べてみることを強くお勧めします。
そんな時に便利なのがこちらGOEUROというサービス。
バス、電車、飛行機の中から方法をリストアップしてくれるサービスです。
使い方は簡単。出発地と目的地を入力し、日付を選択します。
あとはこんな感じで選択肢を表示してくれるので、自分の予算や時間にあったものを選択してチケットを予約しましょう。
個人的には、GOEUROとkiwi.comの合わせ技がお勧め。
kiwi.comについては、↓こちらの記事ですでに軽くご紹介してます
なぜかというと、GoEuroで表示されなかった飛行機のチケット情報が表示されることがあるからです。
そこで見つけたRyanAirという航空会社のチケットがバス以上に安いものがありびっくり。
10ユーロ以下!!!
次回の記事ではこんなびっくり価格のRyanAirをご紹介します。